ロシアはノビチョクを使用したのか?

1分で分かるニュースの要点

  • ロシア反体制派アレクセイ・ナワリヌイ氏への毒殺未遂
  • ロシア政府による関与
  • ロシア政府が関与したと見られる暗殺事件も多数存在

2020年8月、ロシア野党の指導的立場にあるアレクセイ・ナワリヌイ氏がロシア国内にて神経剤であるノビチョクを盛られたことをドイツ政府が発表した。 過去にも、ロシアの”裏切り者”が暗殺された事例は枚挙にいとまがなく、西欧諸国は反発を強めている。

ロシア反体制派アレクセイ・ナワリヌイ氏への暗殺疑惑

ロシア連邦政府の汚職事件やプーチン大統領への批判などによって、注目を浴びていたアレクセイ・ナワリヌイ氏。 ナワリヌイ氏はロシア国内で搭乗した国内線で体調が急変し、意識不明の重体に陥っていた。 ナワリヌイ氏はかつて逮捕された際の収監中に両まぶたが腫れ上がる重度のアレルギー症状で病院に搬送されたこともあり、ナワリヌイ氏の広報担当者は今回の体調の急変も毒を盛られたとTwitterで発表。 ナワリヌイ氏は現在、ドイツの病院で治療をうけており、昏睡状態から周囲の呼びかけに反応するまで病状は回復している。

ドイツはノビチョクが使用されたと発表

9月2日、ドイツ政府は同国軍の調査によって、ナワリヌイ氏にノビチョクが使用された明確な証拠を得たと発表した。 ノビチョクはロシアが開発した化学兵器として使用される神経剤で、呼吸停止と心肺停止をもたらす効果をもつことが知られている。 この毒殺未遂事件を受けて、主要7か国外相はロシア政府への非難声明を出したものの、ロシア政府は関与を否定している。

ロシアでは過去にも暗殺の疑惑

今回発覚したロシア政府によるナワリヌイ氏への毒殺未遂事件。 ロシア政府が関与したと見られる暗殺事件は、ナワリヌイ氏への毒殺未遂事件だけにとどまらず、数多く報告されている。