病気や怪我の人々への治療と輸送を行う

「病院船」の目的は、病気や怪我の人々への治療と輸送を同時に行うことになります。船内には治療室のほかに病棟も完備されており、地上と同等の治療を受けることが可能です。 コロナ騒動でいえば、クルーズ船に乗客を閉じ込めることなく「病院船」に乗り換えることで早期に治療ができたと推測できます。 また、海上で治療に専念できることから、本土への拡散も防止することができたでしょう。感染力が強く特殊な医療行為を必要とする場合、「病院船」はフル稼働が期待できます。

主に戦時中に活躍

「病院船」が活躍したのは主に戦時中です。戦地には病院がありませんから、長距離を移動できる「病院船」は貴重な医療施設であり戦力だったといえるでしょう。 「病院船」は古代ローマ時代には存在したとされています。南北戦争や第二次世界大戦などにおいては、戦地から負傷した兵士を輸送する手段として使われました。 そのため戦時中は日本を含め多くの国々が海軍において「病院船」を保有しています。日本も30隻程度保有しており、横浜山下公園に停留する「氷川丸」が有名ですが、現役で稼働しているものはありません。