経済用語として使用されるシェアの意味や使い方を解説します!

ビジネス用語

2019年3月8日

「〜をシェアする。」といったようにシェアという言葉は日常会話でもよく使用されますが、経済用語だと少々意味が変わってくるケースもあります。ここでは経済用語として使われるシェアの意味と使い方を例文や実例をあげて解説します。シェアという言葉の意味を正しく理解し使いこなせるようになりましょう。

シェアとは

シェアは経済用語として使用される他、役立つ情報や価値のある財産を特定の仲間同士で共有する場合に用いることができる言葉です。 シェアの意味や由来についてご紹介します。

シェアの意味は「市場での占有率」

シェアは経済用語として使用される場合、その意味は「市場での占有率」を指します。 市場とは売りたい商品を買ってくれそうな相手のいる国や地域、都市など、ある程度の規模の需要が期待できるエリアのことです。 専有率とは、ライバルとの競争上の優位性を数字で示すもので、ライバルが存在せず、市場を独占している場合は100%です。専有率が高いほど、会社はライバルとの競争において優位な地位と言えます。

英語のshareに由来する

シェアは英語のshareに由来する言葉で、自動詞でも他動詞でも使うことができる動詞です。 shareは特定財産などを共有するという意味の他、責任を共に負担する意味を表す際にも用います。 シェアを経済用語として使用される場合、市場という特定の需要が期待できるエリアやエリアにいる顧客を自社と自社以外のライバル全社が一定の割合で切り分けた分け前という意味が含まれます。

経済用語としてのシェアの使い方

経済用語としてのシェアの使い方について、例文を使ってケースごとに解説します。

例文と使い方①市場

最初に、ビジネスにおける目標の一つである市場占有率の意味で用いる場合をご紹介します。 ・Our company achieved largest market share in China. (当社は中国で最大の市場シェアを獲得しました。) シェアは英語のshareで動詞ですが、市場シェアという名詞で使う場合は、market shareなどの形で用います。

例文と使い方②共有

次も同じビジネスで用いるケースですが、英語のshare本来の動詞の形、対象を共有するという意味の用法です。 ・Most important information should be shared across the entire organization. (最も重要な情報は組織全体で共有する必要があります。) 今ではビジネスにおいて情報共有は当たり前になっていますから、こうした形でシェアという使い方はすでに定着しているのではないでしょうか。

国内シェアNo.1を取っている企業

日本には多くの会社があり、市場での占有率において国内トップクラスの会社は少なからず存在します。そうした会社をいくつかご紹介します。

企業①株式会社カナモト

株式会社カナモトは建設機械レンタル業界の国内トップクラスのシェアを有する会社です。 建設業において建設機械を自社保有すると税金やメンテナンスなどにコストがかかり、これらは建設機械を使っていなくても固定費となって発生するので経営上の重荷になります。 建設機械が必要な時だけレンタルすることで、税金やメンテナンスなどにコスト負担をカットし、変動費とすることによって経営合理化を図りたい建設業界のニーズに応えることで成長を果たした会社です。

企業②ドピー工業株式会社

トピー工業株式会社は国内商用車、および鉱山向けダンプトラックなどの足回りのホイールを素材から製品まで一貫生産する会社で、国内商用車のホイールのシェアは90%、ダンプトラックなど大型ホイールのシェアは80%に達しています。 高い技術力に裏付けられた高い耐久性を持つ製品に特徴があり、厳しい使用環境にある自動車の足回りをしっかりサポートすることで、ドライバーの安心と信頼を勝ち取って成長してきました。 国内はもとより、急速な経済発展を続ける海外新興国にも事業展開を図っている会社です。

海外シェアNo.1を取っている企業

日本の会社の中で、特に高い技術力を持つ会社の中には、市場での占有率において海外トップクラスの会社もあります。そうした会社をいくつかご紹介します。

企業①株式会社鶴見精機

株式会社鶴見精機は海洋観測装置において世界シェアのなんと100%を占める会社です。 海洋調査は気象や海象に左右され、観測や調査を行うことは容易ではありませんが、株式会社鶴見精機は高い技術力と独創的な発想を武器にこの分野に参入し、気象や海象に左右されずに安定的に調査をすることが可能なシステムを開発しました。 豊富な地下資源が眠っている海底の調査や、四方を海に囲まれている日本が今後も発展を続けていく上で海洋調査のニーズはますます増加しており、今後も発展が期待される会社です。

企業②根本特殊化学株式会社

根本特殊化学株式会社は夜光塗料において世界シェアの80%を占める会社です。 夜光塗料は太陽光などによって蓄光し、日没後や急な停電時において発光する特徴を持つ塗料です。 夜間作業の安全の確保や採掘作業の際の動線案内表示など、様々な作業現場で安定した需要が見込める製品となってます。 根本特殊化学株式会社は夜光塗料をコア技術をもとに世界の産業を支えるとともに、その技術をさらに活かすための新事業にも積極的に挑戦している会社です。

まとめ

シェアの意味は「市場での占有率」という形で、会社の競争戦略上の目標として使われる他に、特定のメンバーで財産など有形の対象物、情報やノウハウなど無形の対象を共有する場合に用いる場合があります。 「市場での占有率」が高い会社は、業界内でとても有利な地位があり、そうした地位を築いている会社が日本には沢山ありますが、その地位を得るための秘密の情報やノウハウなど無形の対象が社員にシェアされていることは各社で共通していると言えます。


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