膾炙される

2つ目は「膾炙される」という表現です。 ・世の中で膾炙されるような人は、身の振り方に気をつけなくてはならない。 「膾炙される」とは「広く世の中の人々に知られる」という意味で、「膾炙する」の受動態の表現です。例文では有名な経営者や芸能人のように「世間の人々によく知られている人」という意味になっています。 「膾炙する」と「膾炙される」は、どちらも「膾炙」という元の言葉の意味が理解できていれば簡単に使いこなせる表現なので、しっかりと使い方を覚えておきましょう。

人口に膾炙する

最後は「人口に膾炙する」という表現です。 ・スティーブ・ジョブズは、近年最も人口に膾炙する経営者の1人だった。 「人口に膾炙する」は「膾炙」という言葉を使う時に最も頻繁に使われる表現です。「広く知られている」という意味でよく知られた慣用句なので、ここまでに紹介した「膾炙する」「膾炙される」よりもよく使われます。 例文ではスティーブ・ジョブズが、近年よく世間の人々の話題に上がる人物の中のひとりだったということが表現されています。

膾炙の類語とその違い

膾炙の類語とその違い

膾炙の類語とその違い(画像:Unsplash

「膾炙」の意味は分かりましたでしょうか。基本的には「人口に膾炙する」という表現で使われることがほとんどなので、この表現をしっかり覚えておきましょう。 ここからは「膾炙」に意味がよく似ている表現を3つ紹介します。それぞれの言葉について「膾炙」と意味が似ている点と異なる点をよく理解しておきましょう。

膾炙と周知

「膾炙」と「周知」の違いは、「行動の主体」と「知られている範囲」の違いです。 「周知」には「広く知れ渡ること」「広く知らせること」という2つの意味があります。前者の場合は「膾炙」と同じ意味です。一方で、後者の意味の場合は「広く知らせる」という能動的な意味なので、「膾炙」のように「広く知られている」という受動的な意味とはニュアンスが異なります。 また「知られている範囲」については、「周知」はその情報を知るべき人が知っていれば使えますが、「膾炙」の場合は「世間」に知られている時に使われます。