「さながら」は主にビジネスで使用する

物事が非常に似ている時に広く使える「さながら」を、ビジネスでもプライベートでも多用しているという方は少なくないでしょう。 しかし「さながら」という言葉には少し硬めのイメージがあり、プライベートで使うと堅苦しい印象になってしまいます。 ビジネスシーンでも、やたら「さながら」を使ってしまうと気取った感じになり、周りからの印象が悪くなることも考えられます。 「さながら」を使うのは主にビジネスシーンで、さらに必要な時にだけ使うようにしましょう。

「さながら」を用いた例文

まずは「さながら」の代表的な意味である、「2つの物事が非常に似ている」ことを表すための例文です。 2つのものが似ているさまを表すには、今の状態や物事と比較する対象を文章中に登場させる必要があります。 例えば、 ・プロさながらの演奏に、みんな驚いた という文章では「プロ(の演奏)」という比較対象を文章中に出すことで、今聞いている演奏と、プロの演奏を比べ2つのものが非常に似ている、という意味を分かりやすく表しています。

「さながら」を用いた例文

「そのまま、同様に」という意味合いで「さながら」を使うシーンもあります。 例えば、 ・昔の写真を見れば、当時のことがさながら手に取るように分かる という文章では、当時の様子がそっくりそのまま、昔と同様に理解できるという意味を表現しています。 「同様に」の使い方と「似ている」の使い方は近いため分かりにくいこともありますが、「同様に」の意味で使う時は「そのまま」「○○と同じく」といった言いかえができることが多いです。

「さながら」を用いた例文

かなり古文や文語(喋り言葉ではなく、文章の中だけで使う表現)寄りにはなりますが、「さながら」を「全く、全て」という意味合いで使うこともあります。 例えば、 ・先日起こった豪雨のせいで、町全体がさながら瓦礫となってしまった。 という文章では、「さながら」を「全て」と言い換えることが出来ます。 「全て、全く」という意味で「さながら」を使うことは少ないですが、昔の本を読む時にはこの用法で「さながら」が登場することもあるでしょう。