買収金額は約70億円

格安航空会社(LCC)では韓国1位のチェジュ航空は同じく5位のイースター航空を695億ウォン、日本円にして約70億円で買収することになりました。 これは、チェジュ航空がイースター航空筆頭株主でイースター航空の株式の約4割を保有するイースターホールディングスと12月18日に株式売買契約に関する了解覚書を締結したものです。 この締結によって、チェジュ航空は年内にイースター航空と株式売買契約を締結する予定です。

約51%の株式を取得

チェジュ航空がイースター航空の株式を取得するのは普通株4,971,000株で全株式の51.17%になり、年内にも買収を完了して営業赤字からの早期脱却を図りたい考えがうかがえます。 イースター航空の業績は、推定では4ー6月期と7-9月期にそれぞれ数百ウォンの営業損失を出し、11月には無給休職や長期休暇を実施たほか、定時退社や年次休暇の使用を促進しています。 一方のチェジュ航空も7-9月期に174ウォンの営業損失を出しています。

買収の目的は統一によるコストカットか?

チェジュ航空によるイースター航空の買収の狙いは、コスト削減にあるとみられます。両社にはソウル・済州島間の国内便を始め日本や中国への国際便など重複路線が多く、子会社化すれば運営効率が改善できるからです。 その背景にあるのは、景気低迷と韓国の航空業界における過当競争です。8つある航空会社すべてが現在、赤字営業といわれます。 加えて、日韓の対立による日本への旅行客の大幅減少と来年の2社の新規参入により、生き残りをかけた戦略が求められています。