市民が要求する5大要求

(画像:Unsplash

デモは逃亡犯条例の改正を阻止する目的で実施されましたが、市民の今までの不満が爆発し様々な改革を求めるデモへと変わっていきます。 まず1つは当初の目的である逃亡犯条例の改正案の撤廃です。2つ目は普通選挙の実施です。英領時代に行われていた全議席を直接選挙で決定するという基本法を、中国が無視しているため元に戻せというものです。 3つ目は独立調査委員会を設置し、警官隊の取締が適切化を検証しろというものです。4つ目は逮捕されたデモ参加者の釈放、5つ目は今回のデモを暴動認定しないよう求めています。

デモは激化し死亡者を出している

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逃亡犯条例改正の撤廃発表後も5大要求全ての実現を求めてデモは激しさを増していきます。そんな折、11月5日に大学生の男性が死亡します。 この事態を受けデモ参加者と警官隊の衝突は更に激しくなり鎮静化を図りたい香港市民からは、警察による殺害か真相が分かるまで自制心を持つべきだ、という意見も聞かれるようになります。しかし、デモは泥沼化し終わる気配が見えない状況が続きます。

最初の死亡者は22歳の学生

死亡していたのは香港技術大学の周梓楽氏(22)でした。デモ隊と警官隊が衝突する現場近くの駐車場で転落死しているところを発見されます。病院に搬送されましたが頭を強く打っていたため、8日朝に死亡が確認されました。 周梓楽氏はデモ活動に参加していたとみられ、抗議活動で他殺された人は初めてといわれています。 周梓楽氏の転落の原因は不明ですが、催涙ガスを避けようとして転落したという説が有力です。更に警官隊が救急隊を妨害したという証言もあり、香港当局の真相解明が待たれています。

70歳の男性も死亡

大学生の死亡した事故から5日後の13日に70才の男性が、デモの混乱中に投げられたレンガを頭部に受けて死亡しました。これでデモ中の死者は2人目となりました。 男性は清掃作業の仕事の合間に、道路に散乱するレンガの片付けを始めようとしたところに、飛んできたレンガの直撃を受けたといわれています。 この様子を捉えた動画はSNSなどを通じて世界中に流れ、デモの激い実態と早期の収束を願う世論が高まっていきます。