中国GDPが-6.8%で初のマイナス成長

1分でわかるニュースの要点

  • 2020年1〜3月期のGDPが初のマイナス成長に
  • SARSとリーマンの2大危機を乗り越えた中国
  • 3月からの経済活動再開で、V字回復はあるか

1992年の四半期データ計測以降、初のマイナス

中国の国家統計局は17日、2020年1〜3月期のGDP(国内総生産)成長率がマイナス6.8%になったと発表しました。四半期ごとのデータでマイナスになるのは1992年の計測以来、初めてのことです。 中国共産党は同日の政治局会議で「前例のない試練に直面している」と強い危機感を表明しました。通年でもマイナスになれば、「文化大革命」の最後の年である1976年(マイナス1.6%)以来の出来事になります。

新型コロナウイルスの影響が直撃

前例のないマイナス成長は、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐロックダウン(都市封鎖)が影響しています。 感染源とみられる湖北省武漢市は、1月23日から4月7日までの2ヶ月半に渡って封鎖されました。その他の都市でも交通機関をはじめ、ショッピングモールなどの商業施設や工場などの企業活動が厳しく制限され、生産活動の停止により中国経済に大きな打撃を与える結果となりました。

幾度となく経済危機を乗り越えてきた中国

この未曾有の経済危機を、中国は乗り越えることができるのでしょうか。21世紀に入り、中国は2度の経済危機を取り越えてきました。1つは2003年に流行したSARS(重症急性呼吸器症候群)の経済危機、もう1つは2008年に発生したリーマンショックという経済危機です。