引きこもりは社会問題になっている
(画像:Unsplash)
社会との関わりを自ら断ってしまった人たちが多く存在しています。日本にいる引きこもりの数は100万人とのデータが出ており、その中心にいるのが中年層です。 バブルが弾けた時代から30年以上引きこもっている人も多く、引きこもりの高齢化が問題になっています。家から出なくてもインターネットで何でもできる時代だからとも考えられるでしょう。 彼らの社会復帰を難しくしているのは、偏見が溢れた日本社会そのものかもしれません。
引きこもりの原因
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引きこもりの人は幼少時代から内向的だったのかと問われれば、必ずしもそうとは言えないでしょう。名門大学を卒業し、将来を期待されていたとしても引きこもってしまう人はいます。 目の前に突然やってきた障害に自分一人で対抗できなくなった時、人は社会と自分を引き離してしまうのです。では、引きこもりになる原因は何なのか、一つずつ解説していきます。
失職、就職困難
かつては就職氷河期と言われていた時代がありました。バブルが弾け、景気のよい社会ではなくなったのです。 そんな時代の中では今まで貢献してきた会社からリストラされたり、就職できなかったりと思うように仕事を得られなくなります。そうした社会に対する不信感から引きこもってしまうのは良くある話です。 一度引きこもると再就職は本人も企業側も非常に難しくなり、引きこもりから抜け出せない負の連鎖が起きてしまいます。
大きな挫折の経験
強烈な挫折体験を忘れることができずに引きこもってしまう人もいます。例えば大学入試に失敗することや、長年付き合っていた恋人にふられるなどです。 物事にのめり込めばそれだけ挫折した時のダメージが大きく、その時抱えたトラウマから新しいことに挑戦できなくなってしまいます。それがきっかけとなり他者との関係を断ってしまうのです。 脱出するためには成功体験を蓄積する必要があります。自分に自信を持ち続けることが大切です。