台東区の避難所が住所がないホームレスの受け入れを拒否。

経済

2019年10月16日

10月12日に台風19号が上陸した際、台東区の設置していた自主避難所でホームレスの男性2人が、住所不定を理由に受け入れ拒否されていたことが問題となっています。 SNSでは台東区の対応には、行政の不備を嘆く声やトラブルを理由に支持する声など、賛否両論が出ています。

関東を直撃した台風19号によって避難してきたホームレスの受け入れを拒否

2019年10月12日、台風19号「ハギビス」が関東に上陸することを受けて、東京都台東区は区立忍岡小学校に自主避難所を設置していました。 同日、ホームレスの男性2人が避難所を利用するために忍岡小学校へ行ったところ、区職員はこの2人の受け入れを拒否しました。ホームレスの男性は建物の軒下で一晩過ごしたそうです。

住所がないことを理由に受け入れを拒否した

自主避難所では受付で、利用者に住所氏名の記入を実施していました。その受付でホームレスの男性2人が住所不定と申告したところ、区職員は受け入れを拒否しました。避難所の利用は区民が対象だからという理由でした。 台東区は13日に、災害対策で住所不定を想定していなかったとコメントを出しています。今後は対応の改善を検討していくそうです。

ネット上では賛否が分かれている

この台東区の対応にはSNSなどでは賛否が分かれています。 ホームレスの受け入れ拒否は人命軽視であり、行政の対応として容認できない、というのが否定派の主な意見です。 一方、賛成意見の中にはホームレスの受け入れによる混乱や、衛生面の問題を指摘する声が見られました。

台東区区長がホームレス拒否について謝罪【追記】

10月15日、台東区区長の服部征夫区長が避難所がホームレスの受け入れを拒否したことについて謝罪をしました。 また服部征夫区長は以下の文章を台東区ホームページ上で更新しました。

この度の台風19号の際に、避難所での路上生活者の方に対する対応が不十分であり、避難できなかった方がおられた事につきましては、大変申し訳ありませんでした。 また、この件につきまして区民の皆様へ大変ご心配をおかけいたしました。  台東区では今回の事例を真摯に受け止め、庁内において検討組織を立ち上げました。関係機関等とも連携し、災害時に全ての方を援助する方策について検討し、対応を図ってまいります。   最後に、この度の台風19号においてお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、被災された多くの皆様に、心からお見舞いを申し上げます。一日も早い復旧をお祈りいたします。 台東区長 服部征夫

また台東区はツイッターで人権についての相談の受け付けフォームを更新しました。


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