伝家の宝刀の意味や使い方を紹介!類語の奥の手や切り札との違いも解説!

ビジネス用語

2019年5月20日

「伝家の宝刀」という言葉をテレビ番組の中や、日常の会話の中で耳にしたことがあるという人は多いようです。しかし「伝家の宝刀」は意味を誤って覚えたり、使い間違いをしてしまったりしやすい言葉でもあります。今回ビジキャリでは「伝家の宝刀」の意味や由来、誤用や使い方などについて解説します。「伝家の宝刀」の類語や対義語、英語表現についてもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

「殿下の宝刀」の要点

  • 意味は「いざという時の切り札」
  • 由来は「武士が家宝として大切にしていた刀をいよいよという時にしか使わなかったこと」
  • 「天下の宝刀」は誤用
  • 例文は「この不祥事を許してもらうには、伝家の宝刀である土下座をひたすら使うしかあるまい。」
  • 類語は「奥の手」「切り札」
  • 対義語は「八方ふさがり」「万事休す」
  • 英語は「one's trump card」「last resort」

伝家の宝刀の意味は「いざという時の切り札」

「伝家の宝刀(でんかのほうとう)」の意味は「いざという時の切り札」です。 「伝家」の意味は「その家に長く伝わる大切なもの」で、「宝刀」の意味は「とても優れた刀」です。つまり「伝家の宝刀」は「その家に長く伝わる大切でとても優れた刀」となります。大切な刀なので、滅多なことでは使用しません。 こうしたことから「もしものための切り札」を「伝家の宝刀」と例えるようになりました。

伝家の宝刀の由来

「伝家の宝刀」は「武士が家宝として大切にしていた刀をいよいよという時にしか使わなかったこと」が由来です。 「もしもの時のためにようやく用いる大事な刀」これが「とっておきの手段」という意味で用いられようになりました。

伝家の宝刀のよくある誤用(天下の宝刀、ある人がたくさん使う技術)

「伝家の宝刀」は「天下の宝刀」「お家芸」という意味で誤用されることがあります。「伝家」を「天下」と勘違いしたり、「宝刀」を「お家芸」と同じ意味と思い違いしたりするためです。 正しくは「もしもの時のとっておきの手段」ですので、間違えて覚えないようにしましょう。

伝家の宝刀の使い方・例文

「伝家の宝刀」の意味は「もしもの時のための手段」です。 以下では「伝家の宝刀」使い方について、例文をまじえて解説します。さまざまなシーンで「伝家の宝刀」を使えるように具体的な状況をイメージしながら読んでみてください。

危機的状況での「伝家の宝刀」

危機に陥った際に切り札を使う状況において、「伝家の宝刀」という表現がよく使用されます。主に以下の例文のような形で使うことが多いです。

  • この不祥事を許してもらうには、伝家の宝刀である土下座をひたすら使うしかあるまい。

この場合の「伝家の宝刀」は本当にどうしようもな危機的な状況下で用いられる言葉です。そのため「伝家の宝刀」という言葉は日常的に頻繁に使う言葉ではありません。

野球の世界での「伝家の宝刀」

野球の世界では「伝家の宝刀」という表現がよく使用されます。主に以下の例文のような形で使うことが多いです。

  • あの最多奪三振ピッチャーの伝家の宝刀はシンカーだ。

そのピッチャーが最も得意とする変化球を「伝家の宝刀」と言います。特にその変化球が来るとわかっていても空振りするほどの強力な球を指すことが多いです。代表例としては、野茂英雄や佐々木主浩のフォークが挙げられます。

伝家の宝刀の類語(奥の手・切り札)

「伝家の宝刀」の類語には「奥の手(がある)」や「切り札」があります。それらの類語と「伝家の宝刀」は共通の意味がありますが、ニュアンスに違いがあります。 ここでは「伝家の宝刀」と「奥の手(がある)」「切り札」の違いについて、例文もまじえて具体的に解説していきます。

奥の手(がある)との違い

「伝家の宝刀」と類語の「奥の手(がある)」には、以下の例文のようなニュアンスの違いがあります。

  • 危機的状況だが、まだ伝家の宝刀がある。
  • 絶望的な状況だが、まだ奥の手がある。

「伝家の宝刀」の意味は「とっておきの手段」です。一方、「奥の手(がある)」は「他に打つ手がない時の最終手段」という意味であり、その手段が有効な手段かは問いません。

切り札との違い

「伝家の宝刀」と類語の「切り札」には、以下の例文のようなニュアンスの違いがあります。

  • この非常時では伝家の宝刀を用いるしかない。
  • とっておきの切り札を用いて他の競技者を圧倒する。

「伝家の宝刀」の意味は「いざという時のための手段」です。一方「切り札」は「他を圧倒する強力な手段」という意味であり、その手段が非常時のためのものかは問いません。

伝家の宝刀の対義語「八方ふさがり・万事休す」

「伝家の宝刀」の対義語は「八方ふさがり」「万事休す」で、主に以下の例文のような用い方をします。

  • 敵に包囲されて、まさに八方ふさがりだ。
  • 最早なすすべもなく万事休すだ。

「八方ふさがり」「万事休す」は「いざと言うときの手段がない上に、状況が絶望的すぎて打開できそうにないこと」という意味があります。

伝家の宝刀の英語

「伝家の宝刀」に該当する英語は「one's trump card(切り札)」「last resort(最終手段)」です。

Sound Listen the english sentence

I play my trump card.

伝家の宝刀を用いる。

Sound Listen the english sentence

I use the last resort.

伝家の宝刀を用いる。

「切り札」や「最終手段」など文脈に合わせて使い分けましょう。

まとめ

「伝家の宝刀」の意味は「いざという時のための手段」です。一見すると使いにくい言葉ですが、意味や使い方が理解できるとさまざまなシーンで使えます。 「奥の手」や「切り札」などの類語との違い、「伝家の宝刀」の英語表現もきちんと覚え、うまく使いこなしましょう。


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