「エビデンス」の医療での使い方と例文

医療において、患者を治療する治療法や薬品の根拠は非常に重視されます。根拠のない治療法や薬品を用いて患者を治療することは、倫理に反することにもなります。 このことから、医療業界では「エビデンス」は「医学的根拠」という意味で用いられることが多いといえるでしょう。「エビデンス」のもとの意味に近いですが、頻繁に使われるうちに特に「医学的根拠」という意味合いが付け加わったと考えられます。 「エビデンス」は研究分野のみならず、病院のカンファレンスなどでも非常によく出てくる言葉なので、覚えておくといいでしょう。 医療業界における「エビデンス」という言葉を用いた例文は下記の通りです。 ・がん治療では、エビデンスに基づいた治療が特に重要視されている。

「エビデンス」の看護での使い方と例文

最近、看護業界でも「エビデンス」という言葉がよく使われます。看護業界で「エビデンス」が使われるようになった背景には、看護においても「科学的根拠」を重視する動きが高まっていることがあります。 たとえば、薬の管理方法や皮膚のかゆみについて患者からアドバイスを求められたとき、従来は看護師によってアドバイスの内容が違うといったことがありました。これが問題視されるに従い、看護業界でもエビデンスを重視した看護をしようという動きが活発化しています。 看護業界における「エビデンス」という言葉を用いた例文は下記の通りです。 ・エビデンス重視の看護こそ、患者さんが最も必要としている看護といえるだろう。

「エビデンス」の類語、熟語

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ここまで、「エビデンス」の意味や使い方、業界によるニュアンスの違いについて詳しく解説しました。ニュアンスの違いがあることを理解するだけでも、聞きなれない場面で「エビデンス」という言葉を聞いても、戸惑わずにすみます。 「エビデンス」という言葉にはさまざまな意味があるからこそ、しっかり理解して使いこなせるようにしておきたいものです。続いて、「エビデンス」の類語と熟語を解説します。類語や熟語を知ることで、「エビデンス」のニュアンスをより深く理解しましょう。

「エビデンス」の類語

「エビデンス」とほぼ同じ意味となる類語は、「証拠」「根拠」「物証」「裏付け」です。どんな場面でも「エビデンス」の言い換え表現として使うことができますが、その分特定の意味を表さない抽象的な表現となり、伝わりにくいこともあります。 ビジネスシーンでよく使われる「エビデンス」については、「言質」「理由」などと言い換えることもできます。会議で相手に根拠を求める場合などは、「理由は?」と聞く方がやわらかな言い回しにもなるでしょう。 「エビデンス」は使いやすい表現でもありますが、使用場面によっては、相手に伝わりにくかったり、反感を買ってしまうこともあります。相手をよく見て、「エビデンス」という言葉を使うのが不適切な場面なら、他の言い回しに変えるようにしましょう。