積極的にM&Aを繰り返してきたDCMホールディングス

DCMホールディングスは島忠とのM&Aだけでなく、これまでにも数多くのM&Aを手掛けてきました。 島忠とのM&Aによって業界首位となったDCMホールディングスは今後も市場拡大が見込めないホームセンター業界で生じる業界再編における台風の目となりそうです。

統合などの拡大で業界首位に君臨していたDCM

DCMホールディングスはこれまでにも2007年にはホームセンタータテヤマ、2008年にはホームセンターサンコー、2009年にはオージョイフル、2014年にはホームエキスポなど数多くの統合を手掛けてくることによって、業界首位の座に君臨してきました。 こうした統合による拡大路線は、自前路線で売上高を拡大してきたもう一つの業界大手であるカインズとは対照的な戦略といえます。

島忠との統合で業界最大手へ

2019年におけるカインズの売上高が4400億円であるのに対して、島忠を加えたDCMホールディングスはグループ全体で5700億円の売上を得ることになります。 そのため、2019年にそのカインズに売上高で抜かれていたDCMホールディングスは、今回の島忠との統合で再び業界最大手の座へと返り咲くこととなりました。

業界再編が進むホームセンター業界で友好的TOB

DCMホールディングスによる島忠へのTOBは島忠も賛同する友好的TOBでした。 新型コロナウイルスの影響で日用品や家具を扱うホームセンターの需要は一時的に拡大しているものの、長期的にはホームセンター業界の市場規模は縮小が予想されています。 そのため、DCMホールディングスと島忠との統合だけに限らず、ホームセンター業界では統合による業界再編が進んでいます。