傷害容疑で逮捕

宮崎文夫容疑者は5発程度相手の顔を殴ってけがをさせており、そのシーンもドライブレコーダーにはっきりと記録されていることから傷害容疑で逮捕されました。傷害容疑が立件しやすいとの警察の判断でしょう。 ところで傷害罪の量刑は15年以下の懲役又は50万円以下の罰金とされていますが、1~2週間程度の怪我の場合は、罰金で処理されることが多いようです。 あれだけ悪質な行為に及んでいることから厳罰を求める声は高く、罰金で済まされては世間は納得しないはずです。

強要容疑で再逮捕

茨城県警は、拘留期限を迎えた9月8日、強要容疑で宮崎文夫容疑者を再逮捕しました。強要罪は、暴行や脅迫を用いて相手に義務のないことを行わせる犯罪です。 強要罪の量刑は「2年以下の懲役又は30万円以下の罰金」ですが、上述のとおり傷害罪では重い刑にならないとの見込みから、強要罪でより重い量刑を適用してもらおうという判断であると思われます。 ポイントは「危険な運転」を「暴行」と、車を停止させる行為を「強要した」と判断できるかどうかですが、ここでもドライブレコーダーの記録が活躍することになるでしょう。

この事件の余波

この事件の影響で、過去の交通事故の事件において宮崎文夫容疑者があおり運転をしていたことが新たに判明したものもあります。 6月8日、浜松市の新東名高速上り線で、トラックが宮崎文夫容疑者の車に追突し、同容疑者と喜本奈津子容疑者が軽傷を負った事件で、当初トラック運転手は過失運転致傷容疑で書類送検されました。 しかし、常磐道あおり運転暴行事件を受けて、警察は再捜査し、トラックのドライブレコーダーの映像などをもとに、宮崎文夫容疑者のあおり行為が追突事故の原因になったと判断しました。

改めて重要性が認識されたドライブレコーダー

この事件で、宮崎文夫容疑者の悪質さを証明したのはドライブレコーダーでした。 今後もあおり運転の立件に対してはドライブレコーダーの役割が期待されます。しかし、それだけでは危険運転の防止に十分といえません。 常磐道あおり運転暴行事件は、運転教育や厳罰化なども含めて、危険運転への国の対応が急務であることを知らしめた事件であるといえるでしょう。