犯人逮捕に懸賞金がかけられた

警察は妹の証言を似顔絵を作成します。証言からは、犯人は髪は茶色で短く、がっちりした体型で細い目をしており、年齢は10代後半から30歳ぐらいまでということでした。 警察は聞き込みなど必死の体制で捜査を行いますが、犯人逮捕に結びつく有力な情報を得ることができませんでした。 犯人に関する情報提供が少なくなる中、2008年には遺族が300万円を用意し、解決に結びつく重要情報の提供者に懸賞金を支払うことにしました。

犯人の手がかりが少なく逮捕までに14年間もかかった

警察は街頭で犯人の似顔絵の入ったチラシを配り、事件の情報提供を呼びかけました。投入した捜査員の数は延べ約30万人、事件発生から5,000件を超える情報が警察に寄せられましたが、犯人に結びつく手がかりはありませんでした。

「事件を解決できないのなら、刑事としての存在価値はない」

事件は広島県警最大の懸案とされ、上記のように言い残して退職していった捜査員もいました。 事件発生から14年近くが経過、年々情報提供は減っていき、もはや迷宮入りかと思われたそのとき事件は動いたのでした。

2018年に他の傷害事件で捜査中だった鹿嶋学を逮捕

事件はひょんなことから犯人逮捕へと結びつきます。2018年4月3日、山口市内の土木工事会社に勤める男性(鹿嶋学)が仕事現場で同僚の尻を蹴り、同僚が警察へ通報します。 鹿嶋学容疑者は任意で警察の取り調べを受けることになり、鹿嶋学容疑者の指紋やDNAが採取されます。なんと、その指紋とDNAの型が 廿日市市の事件現場に残されたものと一致したのです。 県警は4月13日の午前、宇部市内の鹿嶋学容疑者の自宅から任意同行を求め、逮捕へと踏み切ったのでした。

廿日市女子高生殺人事件の鹿嶋学の犯行動機

(画像:Unsplash

こうして、廿日市女子高生殺人事件は無事犯人逮捕となったわけですが、鹿嶋学容疑者の犯行動機には疑問が残っています。逮捕後、鹿嶋学容疑者は犯行を認めつつも動機についての供述は二転三転しており、はっきりしません。 鹿嶋学容疑者はバイクで廿日市市に入り、走っているときにたまたま被害者を発見します。そのまま後をつけて家の中に侵入、犯行に及んだということですが、目的は何だったのでしょうか。