なぜ下船できず検査も進まないのか?

クルーズ船「ダイヤモンドプリンセス号」は本来の旅程通りであれば2月4日の午前6時30分には横浜港に到着している予定でした。 武漢から帰国した邦人などは国内の病院などで隔離されてはいるもののなぜ「ダイヤモンドプリンセス号」の乗客乗員は下船できないのでしょうか?

乗客乗員が3600人を超える

「ダイヤモンドプリンセス号」には病院に搬送された人を除き現在も3,600人余りの乗客乗員が下船できずにいます。新型コロナウイルスの潜伏期間を考慮し原則14日間は船内に留まることとなっているためです。 1月20日に横浜港を出発したこのクルーズ船には、途中下船し2月1日に新型コロナウイルスに感染していたことが判明した香港籍の男性が乗船していました。 香港政府より連絡が入ったため、検疫及びウイルス検査のために3日夜より横浜港の大黒ふ頭沖に停泊中です。

検査キットや隔離場所が用意できないためか?

これには3600人を超える乗客乗員分の検査キットや隔離場所となる宿泊施設が用意できずに下船できない可能性もあります。 これまでに4機の政府チャーター便で武漢から帰国した人たちは763人ですが、完全個室を確保するのに難航していました。 自民党は6日に政府に対して簡易検査キットの早期開発などを求める提言をまとめ了承されています。また日本は効果的な治療法の早期発見を目指すため、世界保健機関(WHO)に対して1,000万ドル(約11億円)の拠出を表明しました。

心配される船内に残された乗客たち

原則19日までの検疫期間が決まりそれまで下船できない乗客たちは日々どのような日々を過ごしているのでしょうか。 クルーズ船内に合計61人の感染者がいたと発表され心配が増す一方で残された乗客たちの状況は良い状況とは言い難いようです。