太平洋プレートとフィリピン海プレート

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首都直下型地震と南海トラフ地震を引き起こすのは、日本列島の下に東側から潜り込む太平洋プレートと南側から潜り込むフィリピン海プレートと言われています。 首都直下型地震は日本に押し寄せる太平洋プレートが陸側のプレートの下に沈み込むため、引きずり込まれる陸側プレートが限界に来ると跳ね上がって起きると考えられています。 日本列島の西側ではフィリピン海プレートが陸側のプレートの下に沈み込み、引きずり込まれる陸側プレートが限界に達して跳ね上がって起きるのが南海トラフ地震です。2つのプレートの境目の溝を南海トラフと言います。

首都直下型地震や南海トラフ地震が起きた際の被害

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首都圏直下型地震や南海トラフ地震が起きた場合、火災旋風や首都中枢機能のマヒ、また南海トラフ地震では津波による被害が予想されています。 考えられる被害を以下で紹介します。

火災旋風

巨大地震では火災旋風に気をつける必要があります。炎を伴う巨大な旋風は、温度が1,000℃を超え、火柱の高さが200mにもなります。 1923年の関東大震災では、東京都墨田区の旧陸軍被服廠跡に避難していた約3万8,000人が火災旋風で亡くなりました。 東京都の防災会議は「首都直下型地震で火災旋風が起きれば都指定の避難場所約200か所のうち27か所(31万人が避難する計画)が厳しい環境下に置かれる」と報告しています。

交通などインフラの麻痺

首都直下型地震が発生した場合、首都中枢機能障害により、被害がより大きくなると予想されます。 首都中枢機能とは、政治・行政・経済の枢要部分を担う首都中枢施設と、電力・水道・ガスなどのライフライン、通信などの情報インフラ、道路・鉄道・空港・港湾などの交通インフラなどを言います。 これらの首都中枢機能の障害によって、移動・連絡・輸送・救出など危機管理機能に障害を生じ、人的・物的被害が大きくなると見込まれています。