イベント自粛には一部から批判も

日本全国のライブ・販売会などのイベント自粛は、「無意味」「経済を停滞させる」と一部から批判されています。 東京マラソンや椎名林檎氏の東京ライブ強行など、政府要請にそぐわない大規模イベント開催も要因の1つです。 過去には堀江貴文氏も「過剰」、元大阪市市長で弁護士の橋下徹氏も「自粛期間を明確に示すべき」と発言しています。

さっぽろ雪まつりから感染が拡大

2020年1月30日に開催された「さっぽろ雪まつり」は、北海道のコロナウイルス感染拡大の要因と言われています。 実際に複数の参加者から感染が発覚し、参加者の行動歴・時期と北海道の感染者増加が重なっていると見解もあります。 消毒液の常備、スタッフのマスク着用などの対策を講じようとも、「人が密集した中では野外でも感染」「参加者の行動でさらに拡大」するリスクを示した事例と言えます。

韓国の感染拡大も多数の人が集まる宗教団体

3月9日時点のWHOの発表では、中国、イタリア に次ぐ7,382人(イタリアは9,172人)の感染が発表されている韓国ですが、その大きな要因として、ある宗教団体の関係者の入居建物内でウイルスが蔓延したこととされています。 検査した約700人中30%超えが陽性と判明した事実は、「イベント会場のような密集した空間では感染リスクが跳ね上がる」という可能性を示しました。

イベント自粛は正しい措置か

経済停滞や観光業への深刻なダメージなど、イベント自粛は今後に大きな爪痕を残す可能性も捨てきれません。 ただ、厚生労働省の基本指針である「患者の増加スピードの抑制による医療提供体制の準備」の観点や、急激な患者数増加による医療現場のパンクを防ぐという意味合いからは、決して間違いとも言えないとの意見もあります。 イベント自粛の措置の是非は、正式に見解を出すのはまだ難しい状況と言えます。