はれのひ事件とは?社長・篠崎洋一郎や事件のその後について解説!【まとめ】

経済

2019年10月4日

2018年1月8日成人式当日に着物着付け業者である「はれのひ株式会社」が突如閉鎖されました。これにより「はれのひ株式会社」を利用する新成人に着物が届かない事件が発生してしまいました。この記事では「はれのひ」事件では何が起きていていたのかを徹底的に解説します。

はれのひの会社概要

全国各地で成人式が行われた2018年1月8日「はれのひ株式会社」は前触れなく突然閉鎖されました。 同社は振袖の販売とレンタルのほか着付けや写真撮影といった事業を展開し、事件当時は4店を構えていました。その母体は振袖販売店を対象にコンサルティング業を営んでいた「シーン・コンサルティング株式会社」で、2016年2月にはれのひ株式会社に社名変更しています。 同社は豊富な品揃えとリーズナブルな価格を売りに、業務拡大を目指していました。しかし2016年末より社員への給与遅配が起こっており経営状況は悪化していたようです。

成人式の日に店舗を閉鎖

後に「はれのひ事件」と呼ばれるようになる4店舗の閉鎖が起こったのは、成人式当日である2018年1月8日でした。 振袖をはれのひ株式会社で購入あるいはレンタルした女性たちは予約時に指定された着付け会場の向かいました。しかし予約していた振袖は会場に届いておらず、施設担当者が店やはれのひ株式会社本社に電話しても通じません。 被害者たちは時を置かずに、はれのひ株式会社が運営する4店全てが閉鎖されている事実を知らされます。 1月6日までは4店舗はすべて通常営業を行っていたことが確認されています。しかし神奈川県にある横浜店と東京都の八王子店は、8日の朝にはもぬけの殻になっていました。 さらに1月7日の時点において、すでに従業員が出社していなかったことが後に明るみに出ます。

成人式に振袖を着られない成人が続出

はれのひ株式会社では前払いで振袖のレンタルや着付けを受け付けていました。 それにも関わらず着付け会場にも断りもなく全店閉鎖に踏み切り、この日を楽しみにしていた数多くの新成人が振袖を着ることができなかったのです。 各店舗や本社と連絡がとれない状況を理解した予約客が、相次いで警察に通報を始めます。その数は200件以上に上りました。 その後福岡天神店だけは独自の判断で営業し、派遣会社から無償でスタッフが送られたこともあり着付けを行ったといいます。 しかしそうとはいえ予約した振袖を着ることができなかった新成人の方が圧倒的に多く、金銭面だけでなく精神的な被害が甚大でした。

はれのひの社長・篠崎洋一郎は雲隠れ

事件が起こった2018年1月8日、篠崎洋一郎社長は所在不明の状態でした。取引先はもちろん社員とも一切連絡を取らず行方をくらましたのです。警察や消費者センターに相談が殺到する様子がワイドショーで紹介されていたことも記憶に新しいでしょう。 その後篠崎洋一郎社長が姿を現したのは、はれのひ事件から2週間が経過した1月26日の謝罪会見でした。この間にはれのひ株式会社の破産手続きを進めています。 被害にあった新成人も含めた債権者集会が2018年6月に行われた時ですら篠崎洋一郎社長は出席していません。

同業者や地方自治体などが新成人向けに着付けなどのボランティアを行った

はれのひ事件当日、警察や消費者センターへの問い合わせが殺到しました。そうした事態を受けて被害者救済に乗り出した自治体もあります。 事件当日に美容師などのボランティアを募り、成人式会場内に特設スペースを設けて着付けを行ったのは東京都八王子市でした。また神奈川県横浜市では着付けが遅れてしまう新成人に配慮して午前の部に間に合わなかった人も午後に参加できるようにしました。 事件後にも被害者救済の輪が広がり八王子市の呉服店主や美容師100名以上が「八王子成人式プレゼント実行委員会」を立ち上げ再度成人式を執り行いました。 この他にもスタジオアリスがはれのひ事件の被害者に対し、無料で振袖レンタルと着付けを行っています。

1/3

続きを読む

関連記事