富士ゼロックスが豪IT企業を買収
富士ゼロックス、CSGを買収
- CSG買収でオセアニア地域の販路拡充を狙う
- 買収総額は1億4100万豪ドル(約103億円)
- 海外での収益拡大を目指す
シンガポールの子会社を通じて買収
富士ゼロックスは自社の子会社である富士ゼロックスアジアパシフィックによる、CSG社の買収が完了したと発表しました。 本件買収に関しては、2019年10月24日に富士ゼロックスアジアパシフィックがCSG社の株式全てを取得することを提案しおり、同社は契約の締結に同意していました。
買収額は100億円程度
買収総額は1億4100万豪ドル(約103億円)になると見られ、今期の業績予想への影響は軽微であるとしています。CSG社の社長には、富士ゼロックス執行役員オーストラリア・ニュージーランド地域営業担当の杉山健(すぎやまけん)氏が就任します。 同氏はCSG社の強みであるオセアニア地域の中小企業向けサービスと、富士ゼロックスの持つ革新的な商品やITサービスの提供を通じ、オセアニア地域の事業成長に貢献したいと述べています。
オーストラリアを拠点とするCSG社買収の目的は
買収の目的はCSGが持つ10,000のクライアント企業を取り込むことで、富士ゼロックスのオセアニア州での事業拡大につなげたい考えです。 オセアニア州企業の約90%は中小企業であり、富士ゼロックスが提供するソリューションスイート(アプリケーション間連携の効率化)で、これら顧客へのサービスと製品へのアクセスを増やしたいとしています。