「憤慨」(ふんがい)と「憤怒」「激怒」「憤激」「激昂」の違いや例文など紹介!

ビジネス用語

2019年4月25日

憤慨(ふんがい)という言葉は馴染みのある言葉です。今回のビジキャリの記事では憤慨(ふんがい)の意味や「憤怒」「激怒」「憤激」「激昂」との違いや例文などを徹底解説します!さらに憤慨の様々な英語表現まで紹介します!これを読めば憤慨(ふんがい)に関する知識は十分でしょう!ぜひご一読ください!

「憤慨」(ふんがい)の要点

  • 意味:「とても怒ること」
  • 例文:「上司の傍若無人な言動に憤慨するのも無理はない。」
  • 類語:「憤怒」「激怒」「激憤」「激昂」
  • 「get/be angry」「get/be mad」「get/be indignant」「get/ be furious」

憤慨とは

「憤慨」という言葉をニュースなどでよく耳にすることがありますが、その正しい意味と使い方を知っていますか。 この記事では、「憤慨」の意味と使い方、また「憤怒」や「激怒」といった類語とのニュアンスの違い、英語表現について詳しく説明します。まずは意味から見ていきましょう。

憤慨の読み方は「ふんがい」

「憤慨」の読み方は「ふんがい」です。 「憤」という字は音読みで「フン」、訓読みで「いきどおる」であるように強い怒りを表します。「慨」という字は音読みで「ガイ」です。「概念」「概略」の「ガイ」と同じ読み方ですが、「慨」は部首が「りっしんべん」であるように心の動きを指しています。 この2つの漢字の持つ意味については後ろの見出しで詳しく説明します。

憤慨の意味は「とても怒ること」

「憤慨」は「とても怒ること」を意味する熟語です。 「憤」という字は、「恨みや怒りといった激しい感情を持つ」ことを指します。「慨」という字にも「恨みや悲しみなどで心が揺れ動く」という意味があります。この「激しい感情で揺さぶられる」という意味の漢字が作る熟語が「憤慨」です。 ただ怒っているのではなく、非常に激しく腹を立てていたり、特に不正など道理に外れたことに対する義憤を抱える様子を指します。

憤慨の類語は「憤怒・激怒・激憤・激昂」

「憤慨」の類語には「憤怒」「激怒」「激憤」「激昂」があげられ、どれもとても怒っている様子を表す言葉です。 この見出しでは、4つの類語と「憤慨」とのニュアンスの違いについて説明します。どの言葉も意味合いが少しずつ異なるので、文脈や状況によって使い分けられるようになっておきましょう。

憤慨と憤怒の違い

「憤慨」の類語の「憤怒」は「怒りを抑えることができず爆発させること」「鬼のような形相で激しく怒ること」という意味で、「ふんぬ」と読みます。 この言葉も激しい怒りを指しますが、「憤慨」のように「道理に外れたことに対する正義感からの怒り」に対して使われることは多くありません。また、「憤慨」は「憤慨する」と動詞で使われることが多いですが、「憤怒」は名詞として使われます。

憤慨と激怒の違い

「激怒」も「憤慨」の類語として挙げられる、なじみ深い言葉です。「激怒」は文字通り「激しく怒ること」を意味する言葉です。 「憤慨」は「概」の字が表すように、悲しみや恨みといった強い感情からくる怒りを指しますが、「激怒」は純粋に「怒り」の感情のみを指す言葉です。「激怒」は「憤慨」と同様、「激怒する」と動詞の形で使われます。

憤慨と憤激の違い

「憤激」は「憤慨」と同じ漢字を含んでいる類語で、「ひどく怒ること」という意味です。「ふんげき」と読み、場合によっては「激憤(げきふん)」と表されることもあります。 「憤激」には「激」が表すように「怒りを爆発させる」といったニュアンスが含まれていますが、「憤慨」は怒りを知覚している状態です。また、「憤激」は名詞としても「憤激する」という動詞としても使うことができます。

憤慨と激昂の違い

「憤激」の類語の「激昂」は「げきこう」と読みます。「感情が大きく高ぶること」「ひどく腹を立てること」という意味です。 「激昂」には「感情が自分ではコントロールできないほど高ぶっている」というニュアンスがあり、頭に血がのぼって冷静ではいられなくなる様子を表します。一方、「憤慨」は怒っているものなんとか理性を保っている状態です。「激昂する」というように、動詞として使われる言葉です。

「憤慨だ/憤慨する」の英語表現

続いて「憤慨する」という意味の英語表現を紹介します。 「怒っている」という意味の「angry」や「mad」、少し耳慣れない「indigenant」や「furious」という単語を使った表現を例文を用いて説明します。すべて「be」や「get」を伴う形容詞の表現です。ぜひ覚えておきましょう。

get/be angry

「憤慨する」は「get/be angry」と表すことができます。「angry」は「怒っている」「腹を立てている」という意味の形容詞で、私たち日本人にとっても身近な表現です。

Sound Listen the english sentence

Don't get angry with such a small thing.

そんな小さなことで腹を立てるな。

「憤慨する」の最も基本的な表現が「get/be angry」です。また、「get」の後に形容詞が続くと「(形容詞が表す)状態になる」という意味になるので覚えておきましょう。

get/be mad

「憤慨する」は「get/be mad」とも表すことができます。「mad」には「怒っている」というだけでなく「気の狂った」「ひどく興奮した」という意味合いがあります。

Sound Listen the english sentence

I can understand you are so mad against his attitude without politeness.

あなたが彼の礼儀を欠いた態度に憤慨するのも理解できる。

ネイティブスピーカーの間では「angry」よりも「mad」の方がよく使われます。

get/be indignant

「get/be indignant」は初めて聞く人も多い表現かもしれませんが、この表現は最も「憤慨する」に近い英語表現です。「indignant」は「腹を立てる」「怒った」という意味です。

Sound Listen the english sentence

I got indignant because of their rough treatment against me.

私は、彼らの私に対する乱暴な仕打ちに憤慨した。

「indignant」は「不正に対する怒りを覚えている」、「怒りを知覚した状態」というニュアンスもあり、「憤慨した」と訳されることも多々あります。

get/be furious

「get/ be furious」も「憤慨する」という意味の英語表現です。「furious」は「怒り狂う」「非常に腹を立てる」という激しい感情の高ぶりを表す形容詞です。

Sound Listen the english sentence

He got furious when he knew she had not been coming yet.

彼女がまだ来ていないと知って彼は憤慨した。

「furious」は非常に強い表現で、抑えることができない怒りを指します。「激昂する」「激怒する」といった日本語に近いニュアンスです。

憤慨の使い方と例文

「憤慨」が「とても怒ること」という意味の熟語だということと、「憤慨」の持つニュアンスは理解できましたか。 続いて、実際どのような文脈、言い回しで使われるのかを例文を用いて説明します。「憤慨」と一緒に組み合すことができる言葉に注目しながら本文を読んでみてください。

例文①憤慨する

「憤慨」は「憤慨する」という動詞の形で最もよく使われます。

例文

  • 上司の傍若無人な言動に憤慨するのも無理はない。

上記の例文のように、「憤慨する」「憤慨した」という形で「ひどく腹を立てた」ということを表します。「憤慨しています」という言い回しで、ひどい怒りが収まっていない、ということを表現することもできます。

例文②憤慨を覚える

「憤慨」は名詞の形で「憤慨を覚える」という言い回しでも使われることがあります。

例文

  • あの人の無気力で怠惰な仕事への態度には憤慨を覚えざるをえない。

「憤慨」を名詞として使う時は「覚える」だけでなく、「憤慨を洩らす」「憤慨を招く」「憤慨をこらえる」など様々な動詞と組み合わせて表現することができます。

例文③憤慨心

「憤慨」は「憤慨心」などのように別の名詞と組み合わせて複合名詞を作ることもあります。

例文

  • 彼は堂々と不正を行う同僚に対して、憤慨心を抑えることができなかった。

「憤慨心」は「ひどく怒りを覚えている心」を指し、例文はその強い心の動きを抑えられないという意味を表しています。祖国を思うがゆえの外国への怒りを「愛国的憤慨」と言ったりもします。

まとめ

「憤慨」は「とても怒ること」という意味の熟語です。 「憤怒」「激怒」「憤激」「激昂」など類語も多く、混同しやすいですが「特に不正に対うる怒りを指す」ということを覚えておきましょう。また、「怒りを抑えきれない」というよりも、理性をかろうじて保っている状態を意味します。ぜひ「憤慨」を正しく理解、使用してください。


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