ソフトバンクG出資の英・ワンウェブが破産
1分で分かるニュースの要点
- 通信衛星ベンチャーのワンウェブが破産
- アマゾンなど大手企業の参入で競争が激化
- ソフトバンクGは自社株買い発表で株価が回復
衛星通信事業を展開していたワンウェブ
英衛星通信会社ワンウェブは、通信衛星を使って高速インターネットを安価に提供することを目指していましたが、新型コロナウイルス感染拡大による市場の混乱で資金繰りが厳しくなり今月27日に米連邦破産法の適用を申請しました。
ソフトバンクGが2000億円規模の出資
英衛星通信会社ワンウェブにはソフトバンクGが19億ドル(約2000億円)規模の出資をしており、株式の約50%を保有する筆頭株主となっています。 本件では資金繰りに苦しむワンウェブがソフトバンクGに追加融資20億ドルの支援を求めていましたが、ソフトバンクGもウイルス感染拡大で業績が悪化しており追加支援は難しいと判断した模様です。
衛星を打ち上げ世界へのインターネット供給を目指していた
ワンウェブは通信衛星を打ち上げ高速インターネットを安価に供給することを目指していました。2012年設立当初は650機の打ち上げを計画していましたが、アマゾンなど競合の参入により厳しい経営が続いていました。