耽美の類語は「唯美的・審美的」

「耽美」の類語は「唯美的・審美的」です。 「唯美的」とは、「美を至上のものとする生活の仕方や姿勢」をいいます。「耽美」と近い言葉ですが、「耽美」の方がより美に溺れている様を表現します。 「審美的」とは、「美に価値を置き、美醜を見極めようとする姿勢」をいいます。「耽美」のように美を至上とするというよりは、美に一定の価値を感じ、美を追究する様子を表します。

耽美の英語は「aesthetics」

「耽美」の英語の表現は「aesthetics」で、アクセントは「the」です。「aesthetics」には、「耽美」の他に「美学」「美醜を見分ける審美眼」という意味もあります。例文は下記の通りです。 ・The study has focused on the aesthetics. (その研究は耽美に焦点を当てている。) 「耽美な」という場合は「aesthetic」という形容詞が使われます。

耽美主義とは

(画像:Unsplash

「耽美主義」とは、美に至上の価値を置く芸術思想で、絵画や小説など幅広いジャンルで作品が発表されています。もともとは西洋で起こった芸術思想ですが、世界中に広がり、日本にも「耽美主義」の芸術家は数多く存在します。続いて、「耽美主義」の絵画や小説を紹介します。

耽美主義の絵画

オーブリー・ヴィンセント・ビアズリーは、鬼才と呼ばれた「耽美主義」のイギリスの画家です。曲線的な美しい白黒のペン画を描き、作風は悪魔的ともいわれます。「サロメ」の挿絵が有名です。 日本には、村上芳正という「耽美主義」の画家がいました。緻密な線画と点描が特徴で、三島由紀夫の作品の装丁を手掛けたりもしました。繊細で美しい中にも危険な魅力のある、まさに「耽美主義」の世界観を感じさせる作風です。