国際水泳連盟からは処分は下らず

孫楊の主張は、抜き打ち検査として訪れた検査官が身分証明書を提示せずに検査を開始するなど、正式な手順を無視したものだったので持ち出しを阻止したというものでした。 国際水泳連盟は2019年1月に彼の主張を認め、ドーピング規則への違反には問わずに警告処分にとどめており、その後も国際大会への出場を認めています。

スイス最高裁へ提訴か

孫楊はスポーツ仲裁裁判所の判決に対して自身のSNSに「スポーツ仲裁裁判所の判決は理解できないし、ショックで怒りがこみ上げる。」との声明を発表しています。 孫楊は弁護士と協議の上でスイス連邦最高裁判所に提訴することを決めており、これを受け中国水泳連盟も彼をサポートすると公言しました。

疑惑以降、競泳界では同じ表彰台に上がることを拒否されることも

2019年7月に韓国で行われた世界水泳で孫楊は2冠を達成しました。しかしクリーンなスポーツマンシップに反するとして抗議の意思を示した銀メダルのマックホートン(オーストラリア)は同じ壇上にのぼることも写真撮影も拒否し、他の選手も同様にするなど物議を醸しました。 8年間の出場停止が確定となれば28歳の孫楊にとっては事実上競泳選手としてのキャリアは終わると思われます。