支持率の変動

民主党自身による調査でも、民主党の支持率が2割減になっている。 但し保守系WSJの調査では弾劾への賛否は48%同士で互角であり、やはり48%がトランプ氏より「民主党の誰か」に投票すると答えている。 逆にリベラル系のエコノミスト誌の調査では、誰が相手でもトランプ氏が勝つことになっている。このようにトランプ氏の支持構造は、非常に複雑で読みにくい。

ウクライナ疑惑で弾劾調査へ

何れにしても前記のような事情でペロシ氏は、ロシア疑惑ではトランプ弾劾に最後まで反対していた。 それがウクライナ疑惑が出た途端、議会が休会中にも関わらず、弾劾調査を開始した。   その理由はペロシ氏本人および他の民主党有力者の息子が、バイデンの息子と共に、ウクライナあるいは中国で莫大な裏マネーを動かして来た。その問題を有耶無耶にしたいためではないかと思われる。(なおバイデンの息子はウクライナ疑惑が出てから失業状態のため、別れた妻子への養育費が払えず、訴訟沙汰になっている。この訴訟のプロセスで、彼の資産の内容と形成過程(ウクライナや中国での裏マネー問題)等が、明らかになる可能性が出て来た。)

揺れ動く民主党

(画像:Unsplash

このように民主党も相当大きい問題を抱えているのである。そのためか前記の2人の反対票を投じた下院議員の他に、3人の民主党下院議員がPresent票(議会にはいたが賛否の態度は明らかにしなかったという一種の棄権)を投じている。

若きギャバード下院議員

その中には大統領予備選に立候補しているギャバード下院議員もいる。 ギャバード下院議員は35歳でサモア系の女性だ。しかし軍人としてアフガンやイラクで戦った勇士である。 若くしてハワイ州下院議員から連邦下院議員に当選し非常に優秀な人物として瞬く間にワシントンで高い評価を得た。   そのためヒラリーに随分と可愛がられた時期もあったが、2016年の選挙ではサンダースを支持。その時は30歳そこそこで民主党全国委員会副委員長だった。 また彼女は、シリアのアサド政権が、本当に毒ガスを使ったのか、アメリカが介入する必要が本当にあるのか等を調査するため、シリアに入国したこともある。