through(スルー)に過去形はある?例文で解説します!【ビジネス英語】

ビジネス英語

2019年3月9日

「既読スルー」でもおなじみの「through」という英単語の品詞をご存知でしょうか。この言葉はよく耳にする言葉ですが使い方には注意が必要です。 今回の記事では言葉の意味だけでなく、間違いやすいポイントや慣用句まで幅広くご紹介します。ぜひこれを機にビジネスの場でも実践するようにしてみてください!

「through」の読みと品詞

今回は日常的に耳にする「through」について、読み方、意味、使い方や品詞、慣用句についてビジネスシーンと絡めながら解説していきます。 「through」は使い方に注意が必要です。その点を理解した上で、他の似た単語との違いも明確にし自然に使えるように例文も紹介して行きます。

「through」の読みは「スルー」

「through」は「スルー」と読みます。舌の先を軽く歯で噛みながら息が漏れるような音で「ス」の音を出し、「ル」を一番強く発音します。 音節は分かれておらず音にすると短い単語ですので、リスニングの際には早くて聞き逃してしまわないように注意が必要です。

「through」は動詞ではない

「thought」等の似た動詞があるせいか「through」は動詞だと思われがちです。中には過去形にして「throughed」とする人もいます。 しかし、「through」は動詞ではなく、接続詞や前置詞として他の動詞と一緒に使います。 ・Through the gate  × ・Go through the gate ○ 下の例文は動詞「Go」があり正しい文章になります。

「through」の意味と使い方

「through」は「〜を通って」「〜を貫いて」という空間を通り過ぎる状態や「〜を離れて」「〜中を」という場所や期間を表す接続詞、前置詞です。 接続詞や前置詞は、名詞・文章と動詞を繋げる為に使うものです。動詞がない文章を作らないように、これから基本の使い方を紹介します。

〜を通って

まず「through」を使って仕事で必要な場所への行き方を教えている例文を紹介します。 ・You can arrive at ABC company more quickly if you go through the Iwaya tunnel. (ABC社はイワヤトンネルを通って行くと早く着くよ。) 「〜を通って」という意味があり、例文のトンネルの様に「空間を通過している」という状況に適してます。建物の前を通る時などは「through」より「across」で「横切る」の表現が適切です。

あちこちに

続いて「through」を「あちこち」という意味で使う例文を紹介します。 ・I asked coffee shops through the A town to stick posters. (A町中のコーヒーショップにチラシを貼らせてもらった) 「A町中の」という和訳が「あちこち」という意味の「through」です。場所とあわせて使うことができますが、例文のように実際に訳すときはあまり「あちこちに」と固く言わずそのニュアンスが伝わる「〜中を」や「〜の至る所に」という表現が自然です。

〜の間ずっと

最後は「〜の間ずっと」という時間や期間に使う例文を紹介します。 ・The telephone of the company kept on sounding all the time through a meeting. (会議中、会社の電話が鳴りっぱなしだった) 「through」で会議の「初めから終わりまでの間ずっと」を表しています。他に「during」で「ずっと」という表現も出来ますが、「during」は「ずっと」か、期間の「一点」なのか区別がつかない場合があるので注意が必要です。

「through」の慣用句

様々な使い方を持つ「through」ですが、慣用句としてもいくつか表現方法があります。 今回は「break through」「through word of mouth」「through the backdoor」の慣用句について、ビジネスシーンで使用しそうな例文と絡めながら紹介していきます。

break through

まずは「突破する」「切り抜ける」という意味を持つ「break through」を、ビジネスシーンで活用できる例文を紹介します。 ・You can break through that problem. (君ならその問題を打破できるよ。) 「break through」を「打破する」という意味でシンプルに使用した例文です。何か問題を抱えて苦しんでいる部下に向けて、上司から言われると嬉しい言葉です。他にも「克服する」や、「(株価の)急騰」、「(貴重な)新発見」といった意味もあります。

through word of mouth

続いて「through word of mouth」のビジネスシーンでの例文を紹介します。 ・This product became popular through word of mouth. (この製品は口コミで人気が出た。) 「through」+「word of mouth(=口コミ)」で「口コミを通して」という表現になります。良い商品が飽和した現代では、家族や友人の口コミで商品の人気が出ることが多くなってきました。これからますます使われるようになる表現かと思います。

through the backdoor

最後は「内密に」「裏口で」「不正な手段で」という意味を持つ「through the backdoor」のビジネスシーンでの例文を紹介します。 ・She had gotten the money through the backdoor. (彼女は不正な手段でお金を得ていた。) 「through the backdoor」を「こっそりと」「不正な手段で」というあまり良くない意味で使用した例文です。「backdoor」自体が「不正な」や悪意のある「裏口」という意味を持ちます。

「through」と似ている言葉

「〜を通って」や「〜じゅうを」といった意味を持つ「through」ですが、これらと同じように使える単語に「via」と「throughout」というものがあります。この「via」と「throughout」について、意味や使い方、「through」との違いについて例文付きで説明します。

「via」

「via」は「~を経て」「~を経由で」という意味で「through」と同じように使います。 ・I take a train to Tokyo via Ueno. ・I take a train to Tokyo through Ueno. (上野経由東京行きの電車に乗っている) どちらも上野を経由しているという同じ意味です。「via」と「through」の違いは微妙な差で、「via」は「上野駅を経由する」、「through」は「上野という場所を通過する」というニュアンスの違いです。

「throughout」

「throughout」は「through」と同じように期間や場所の「初めから終わりまで」という意味を持ちますが、「throughout」の方がより強い意味になります。以下はその違いを比べた例文です。 ・I walked throughout the company. (会社中を歩いた。) ・I walked through the company. (会社を通り抜けた。) 「through」を使っても伝わりますが「throughout」にすることで会社全体を歩いていることが強調できます。

まとめ

今回は接続詞・前置詞として使用する「through」の意味やさまざまな使い方を解説し、ビジネスシーンで活用できる例文を紹介しました。 「スルーする」という日本語に騙されることなく、また、他の単語とのニュアンスの違いによる細かい表現方法等も正しく理解して、日常会話やビジネスに役立ててください。


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