動線の意味・使い方・導線との違いも解説します!

ビジネス用語

2019年4月2日

「動線」は「人の移動や行動を追ったもの」という意味で、人がどう動いているかを知るためのものです。特に現場仕事ではよく使う言葉であるものの、「導線」と混同してしまってはいないでしょうか。ここでは、「動線」の意味や「導線」との違い、動線の使い方の事例について説明します。

動線とは

動線

イベント会場設計・建築や飲食店の内装・ウェブメディア構築など、オンラインやオフラインを問わず様々なビジネスシーンで「動線」という言葉が使われます。 まずは「動線」の意味と英語表記、意外と間違いやすい「導線」との違いについて説明します。

動線の意味の「人の移動や行動を追ったもの」

「動線」とは「人の移動や行動を追ったもの」という意味で、既に存在する施設やウェブメディアなどを人がどう動いているかを知るための概念です。 「お客様の動き」を分析し、店舗の商品配置を変えることでお客様に商品を手にとってもらいやすくなります。 また、ウェブでは商品購入や申込みに繋げやすくするために、ボタンの配置やウェブページの閲覧しやすさを改善出来るようになります。

動線を英語で表すと「traffic line」

動線を英語で表すと「traffic line」となりますが、英語の場合も実店舗でもオフラインでも使うことが出来ます。 ・We analyzed the customer's traffic line in the new store. (新しい店舗のお客様の動線を分析した。) 例文では「the customer's traffic line」で「お客様の動線」という意味で使われています。

動線と導線の違い

「動線」と「導線」は、全く意味が異なります。 「動線」は「既に存在する施設などの中でのお客様の動き」で、「導線」は「自分が意図した通りにお客様を導くためのルート」です。つまり「動線」は実際のお客様の動きのことで、「導線」は意図した通りにお客様を導く為に設計するルートのことです。 「動線」を分析することで、意図したようにお客様を動かす「導線」を作ることが出来ます。

動線の使い方と事例

事例

先述したとおり、「動線」を分析することでお客様がより快適に過ごせる施設やメディアの設計が可能になります。 ここでは具体的に「建築」と「webマーケ」の中で「動線」を意識した設計をした事例をそれぞれご紹介します。「動線」の意味も踏まえながら読んでみて下さい。

動線を考慮した建築

三井不動産の「三井ショッピングパークららぽーとTOKYO BAY」ではリニューアルにあたり、同施設とJR南船橋駅をつなぐお客様の動線に動く歩道を設置してアクセスの利便性を高めました。 この事例では、今までのお客様の動線を分析し、お客様の移動しやすさを改善するために新しい設備を備え、施設の利便性を高めることで施設内のテナントの売上向上や施設内への出店のインセンティブを高めたと考えられます。

動線を意識したwebマーケ

ある実店舗を持つビジネスサイトでは自社サイトへのアクセスの57%がスマートフォンからであるということが判明しました。 この分析結果をもとに、自社サイトを表示した際に画面最下部に資料請求や問い合わせフォームを常時表示させるように変更したところ、受注につながる申込みフォームへのアクセス率が170.5%も向上しました。つまり、お客様の「動線」を分析することで受注に繋げやすい「導線」を作ったと言うことができます。

動線分析と改善

改善

お客様が過ごしやすい環境を作ったり、よりお客様からの売上向上につなげるためには「動線分析」と「改善」が必要になります。 ここではその2つのポイントを詳しく説明していきます。ビジネスの売上・利益率改善につながるアイデアや情報をお伝えするので、ぜひ参考にしてみてください。

動線分析

実店舗の動線分析には「Moptar(モプター)」というサービスがあり、来店客の動きをカメラやセンサーを使って追跡してお客様が興味を持った商品などの情報を集めることが出来ます。 また、webマーケの動線分析には「Googleアナリティクス」という無料ツールがあります。自社メディアに訪れたユーザーがどこからどのページにアクセスして、他のページに移動したのか、どれくらいの時間サイトに滞在したのかなどの分析が可能です。

改善方法

実店舗での動線改善には集めた分析情報をもとに什器や商品の配置・高さの変更ができます。またショーウィンドウに配置する商品を変更することで、来店客の商品への興味や購買意欲喚起につなげることができるようになります。 webマーケでは分析結果をもとにメニュー・コンテンツ・問い合わせフォームなどの配置をアクセスしたユーザーの動線上に配置することで、クリックを促し売上の向上につなげることができます。

まとめ

まとめ

動線分析は売上向上やお客様の利便性向上のために欠かせません。 動線上に自社で一番売りたい商品やコンテンツを配置することで、それに対するお客様の興味を引きやすくなり売上を上げることが出来るようになります。同じ商品でも販売効率が大きく変わるので、「動線分析」と「動線設計」をぜひ意識してみてください。


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