責任のありかで対立を深めるアメリカと中国

トランプ米大統領はコロナ禍について、武漢から発生させた中国に責任があるとしています。またトランプ米大統領は独自の調査によって、新型コロナウイルスが武漢の研究所から流出したとも指摘しており、隠蔽対応とあわせて中国政府を強く批判していました。 一方の中国政府は、トランプ米大統領の発言は根拠のないパフォーマンスであると断言し、アメリカに対して対立姿勢を深めています。

台湾を支持するアメリカに不快感を示す中国

陳旭中国常駐国連代表が5月19日、アメリカの台湾支持の動きを非難し、抗議する声明を題しています。 現在の台湾の蔡英文政権は、中国からの独立を目指しています。アメリカにとって台湾の独立は、資本主義陣営の増加と中国の影響力低下に繋がる一方、中国政府には不都合しかありません。こうした事情から、陳旭中国常駐国連代表の発言のように、中国は不快感を示しています。

アメリカが抜けたWHOはどうなるのか?

トランプ米大統領の発言によって、アメリカのWHO脱退が決まりました。アメリカはWHO年間予算の15%を負担する、最大の拠出国でした。そのアメリカが抜けたことは、WHO内のパワーバランスが大きく変化することを意味しています。

中国がより権力を持つ可能性

アメリカはWHOの年間予算15%に相当する、4億ドル(約430億円)を毎年拠出していました。これが止まることは、WHOにとって多大な損失です。 しかし今後、中国がWHOの損失を補填しする可能性が高いです。中国はすでに多くの国連専門機関を手中に収めていますが、さらにWHOの最大拠出国になった場合、世界的により強い発言権を持つことになるのは間違いありません。