シェール企業のホワイティングが破綻

1分でわかるニュースの要点

  • 米シェール開発中堅企業のホワイティングが経営破綻
  • 原油の価格競争、コロナショックの需要減退が影響
  • 価格競争回避に向け、ロシアとアメリカが協議へ

新型コロナウイルスによる関連倒産か

2020年に入り、産油国の価格競争が激化、原油価格が続落していました。そして、その価格下落に追い討ちをかけたのがコロナショックでした。 コロナショックによる世界的な経済低迷で原油の需要が減退し、供給過剰で原油価格が急落しました。 ホワイティングは価格急落の煽りを受け、大幅な減収・減益に陥り、経営破綻したとみられています。

ロシアとサウジアラビアの増産も痛手に

価格競争により産油国は増産競争に参加せざるをえませんでした。中でも急ピッチで増産体制に入ったのが、ロシアとサウジアラビアです。 両国は原油の生産規模を巡って対立し、協調減産体制から一転、双方ともに増産に踏み切ることを3月上旬に表明しました。 その煽りを受け、赤字覚悟で増産競争にアメリカも参戦します。しかし、原油価格の急落にホワイティングは耐えきれませんでした。

需要が供給のバランスが崩れている原油市場

産油国の増産体制による供給の急増、コロナショックによる需要急減で、原油市場は需要と供給のバランスが崩れています。 3月30日には指標原油、米国産WTIの先物価格が1バレル20.09ドルとなり、2020年2月以来の安値を記録しました。