遺産目的の殺人か

筧千佐子被告は2007年12月から2013年12月にかけて3人の男性を殺害し、もう一人を殺害しようとして逮捕されました。動機は遺産目当てでした。 筧千佐子被告が起訴されているのは4人の殺人と殺人未遂ですが、彼女が結婚相談所を通じて結婚・交際した男性のうち6人が数年のうちに不審な死を遂げています。男性達はいずれも筧千佐子被告への遺産相続を約束し、公正証書を作成させられていました。

8名の死に関与した発言も4名分は不起訴

筧千佐子被告の毒牙にかかったのは8人とも10人以上ともいわれています。また相続した遺産は10億円ともされています。 彼女は高等学校卒業後メガバンクに就職し、町工場の経営者と結婚後大阪に転居しました。その後工場の経営が悪化し夫は病死したため、彼女は数千万円の借金を一人で背負うことになりました。金に困った彼女は次々と資産を持つ高齢者に近づき遺産目当ての殺人に及ぶようになったとされています。

物的証拠が乏しさと筧千佐子被告の認知症を弁護側は指摘

筧千佐子被告の犯行には決定的となる物的証拠が不足していました。起訴された事件以外にも疑わしい男性の死亡事実が数件ありましたが、これらが起訴されていないのは、物的証拠の乏しさを物語っています。 また筧千佐子被告には認知症があり、弁護側は彼女に犯行の責任能力が疑われると主張していました。