新型コロナウイルスの風評被害
1分でわかるニュースの要点
- 新型コロナウィルスにまつわる風評被害が続出
- 中には子供のいじめに結びついた事例も
- 風評被害を防ぐのは情報の受け手
新型コロナウイルスの風評被害の数々
新型コロナウィルスの風評被害が深刻です。「コロナ」という名前がつくものは言うに及ばず新型コロナウィルスに感染した人やその人達が入院する病院などにも被害が及んでいます。どのようなことが起こっているのでしょうか。
コロナビール
コロナビールは世界中で愛されているメキシコのビールです。もちろん現在世界中に感染が拡大している新型コロナウィルスとは何の関係もありません。 ところが「コロナ」という名前に共通点があるというだけで、深刻な風評被害にあっています。ここ2ヶ月だけで310億円以上の売上げ減になっており、第一四半期の収益は10%減が見込まれています。 アメリカの広告代理店の調査によれば、ビール愛飲家の40%近くが今はコロナビールを購入したくないと答えています。
ホテル「コロナ」
JR新大阪駅の近くに「大阪コロナホテル」があります。このホテルがたまたま新型コロナウィルスの「コロナ」という名前を含んでいるというだけで深刻な風評被害にあっています。 「縁起悪そう」「怖い」などといったツイートがSNSで拡散しており、ホテルの関係者は「コロナウィルスが憎い」と公式ツイッターでつぶやきました。 一方では「コロナホテルは悪くない」「頑張れ」「格好の宣伝の好機」などといった温かい励ましの言葉も多く寄せられているようです。
😭😭😭
— 大阪コロナホテル🐷【公式】㊗️🎊3月1日 豚の日🎊 (@CORONAHOTELJP) January 27, 2020
コロナウイルスが憎い… pic.twitter.com/RceVIpFzZk